仮ミラクルラボの概要コピー企業の代表や採用担当者に取材を行い、インタビュー記事を提裁する

頑張る大学生を応援する、
大学生プラットフォームを構築していきます。

株式会社スマートキャンパス
〒163-0630 東京都新宿区
西新宿1-25-1 新宿センタービル30F

ミマクルラボ(MiMakuru Lab) > その他

ワコールは「世の女性に美しくなって貰うことで広く社会に寄与していく」ことを企業理念に掲げインナーウェア(女性用・男性用、ナイトウェア及び子ども用インナー)、アウターウェア、スポーツウェア、その他の繊維製品及び関連商品の製造及び販売をしている会社です。ワコールで人事担当として採用、育成、制度と幅広い領域で活躍中の沢村さんにお話をお伺いしました。

沢村さんが学生だった頃

沢村様の大学生時代の過ごし方について教えていただけますか?

アルバイトやサークルというよりはゼミ活動(SFCでは研究会と呼びます)に力を入れていました。私が通っていた慶應義塾大学SFCは他の大学とは単位の取得方法が大きく異なり、1年生からゼミ活動ができるんです。またSFCは他の学部と違って一つの学問を極めるというより、学問分野の領域を超えて社会における「問題解決のプロフェッショナル」を育成するという理念に基づき、社会で解決したいテーマを学生自ら設定しカリキュラムを組むことができます。私が高校生の時、様々な大学を調べる中、SFCが学生を「未来からの留学生」と呼び、「未来を切り拓く先導者を育成する」という学部長のメッセージを読み、絶対SFCで学びたい!と心に決めたことを今でも覚えています。入学後はゼミ活動を中心に情報、社会学、経済学、経営学、心理学、マーケティング、法律など多岐にわたって学びました。

どのようなゼミでしたか?

人事、組織、教育、キャリア研究の分野で第一人者と呼ばれる慶應義塾大学 名誉教授 花田光世先生のゼミ(研究会)に入りました。きっかけは慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授 高橋俊介先生の「組織行動論」という講義を受講し、人や組織って生き物と同じで常に変化し、循環し、相互作用の上で成り立っていて面白い!と感じ、もっと掘り下げて勉強したいと思ったことでした。また組織を構成する「人」のモチベーションや成長にもとても興味がありました。SFCは実学(実践知)を重んずる大学で、学術分野に留まる研究というよりは企業と一緒に組んで研究する産学連携がとても進んでいました。ゼミ活動の中で、三年生になると卒論に向けてグループワークを始めるのですが、私は某国内自動車メーカーを担当しました。経営者が代わり、日本では再建計画を展開している変革真っただ中の企業でした。新たな経営戦略に則り人事制度も一新されました。私たちのミッションとしては経営戦略と人事制度が連関していることを、これから入ってくる新入社員に対してわかりやすく伝えるための人事制度ガイドブックを作るというものでした。同社の人事担当の方を何度も訪問し、賃金体系や評価制度などのヒアリングを行いながら、新入社員が理解しやすいよう私たち学生が噛み砕きながら人事制度のガイドブックを作成しました。当時のSFCは残留(キャンパスに残り徹夜で研究すること)が可能だったので、グループとして成果を出すために、結構な時間をキャンパスで過ごしましたがとても楽しかったです。花田研はハードなゼミではありましたが、私にとって人事の仕事の原点となり、今もなお人事・組織・キャリアに対する学びを深めながら 仕事に取り組んでいます。

人事部の魅力や、なぜ人事部を選んだかを教えていただきたいです!

人事の仕事は私にとってライフワークであり、天職だと感じています。人と関わることは好きですし、個々人のモチベーションに興味があり、成長からやりがいを感じます。私のパーパスは、人と組織のプロフェッショナルとして、人々や組織(チーム)、ひいては社会の幸福に貢献していくことです。米国のギャラップ社が実施しているストレングスファインダーの結果にも表れているのですが、私の強みは「個別化」や「成長促進」です。一人ひとりの個性を見つけて尊重し、ベストな状態を引き出したり、他の人の能力開発に積極的に関わりながら、その人の隠れた伸びしろや進歩のわずかな兆しを見つけ出すことを得意とします。目の前の人の成長に、満足感とやりがいを感じるので今の仕事は心から楽しんで取り組んでいます。

大学時代に経験したことが社会人になって繋がっていると感じることは多くありますか?

大いにありますね。花田先生が考える人事としての在り方や制度構築において軸となる思想や価値観は当社の人事制度とも親和性があり、とても繋がっていると思います。花田先生は20年、30年先を見据えた時に、世の中はこう変わっていくから、人事担当者としてこんな思想や価値観を大事にすべきだよと示唆してくれます。学生時代に花田先生から教えてもらった概念で、その当時はよくわからないなと思っていたことも、いま振り返ってみたら当たり前の世の中になっていました。実力・成果主義が広まったこともそうですし、個人と会社がより対等な関係となり、個人にキャリア自律が求められているというような点は今まさしく目の前で起こっていることです。

新卒でワコールに入社後、他社に転職し、再度戻られた理由は何ですか?

シンガポールへの駐在に帯同し約6年半滞在する中で、現地で出産と育児を経験しました。縁もゆかりもない異国の地で、悪阻はひどいし、親や友人が近くにいない環境での妊娠生活は孤独で不安そのものでした。一時帰国の際、百貨店に行きBAさん(ワコールでは販売員のことをBeauty Adviserと呼びます)に相談をしながらワコールのマタニティインナーを購入し、シンガポールに戻ってきました。実際、着用してみると品質の高さに加えて、機能面も素晴らしく、やっぱりワコールの商品開発力はすごい!と再認識しました。そして、商品機能の素晴らしさ以上に、時間をかけて相談にのってくれたBAさんの思い遣り、身につけてみて感じた心地よさ、お腹の赤ちゃんを守ってくるような安心感を実感する中でそれまで感じていた妊娠生活の孤独感や不安は徐々になくなっていきました。それからはシンガポールでも行動範囲を広げマタニティヨガに通ったり、ホスピタルツアーに参加したり、産後のインナーやベビーグッズ(ワコールではベビーインナーも販売しています)を探してみたりととても楽しく前向きに過ごせました。この経験から日本に帰国後は、機能や品質はもちろんのこと情緒面でも高いブランド力や商品を持つ企業がもっと世界で展開し一人でも多くのお客様に喜んでもらう、そのために自分ができることをしたいと思い、ワコールに戻ってきました。

沢村さんにとってのパーパスとは

日系の企業は数多くあると思いますが、その中でもワコールを選んだ理由を教えてください!

ワコールを選んだ理由としては、創業者塚本幸一の思想や理念、目標に共感しているからです。第二次世界大戦中、塚本は5年7か月にも及ぶ非常に過酷な戦場を経験し、多くの戦友が尊い命を失いました。55人いた隊員の中で、生きて日本に帰れた者は塚本含めわずか3人でした。故国に帰る復員船の中で、帰れるという喜びではなく「どうして俺は生きて帰れるのか」と自問自答し、その中で見つけた答えが「自分は生かされている」思いです。敗戦の日本が必要としてくれ、生かされたこの命を「女性の“美しくありたい”という願いの実現に役立つことで平和な社会に寄与したい」と塚本は願い、当社の目標となりました。この目標は私自身のパーパスと通づる部分がありワコールを選びました。

沢村さんご自身が将来目指すべきところを教えていただいてもよろしいでしょうか?

「世の女性に美しくなってもらうことで広く社会に寄与する」の「世の女性に美しくなってもらう」というのは、外見の美しさのみならず、女性の心や社会の中での生き方・あり方が美しくあれるよう、そんな社会創りの一助となるために当社は存在していると思っています。私自身は人事、組織、キャリアのプロフェッショナルとして、人事制度や人材・組織開発の視点から個人、チーム、会社、社会の元気、ハッピー、美の創造に貢献していきたいと考えています。

貴社が求める学生像

総合職(事業系)全体に求める資質としては下記が挙げられます。

● 既存の枠に捉われない発想ができる

● 高い目標を設定し、プレッシャーに負けずチャレンジできる

● 目標達成に向けて多くの人と関係を築き、チームをリードできる

● スピード感を持って物事を進められる

求める志向としてはグローバル、イノベーション、新規事業開発に興味のある方、学ばれた方、今後このあたりの領域にチャレンジしたい方です。

求めるスキルとしては、0から企画の立案ができる企画構想力やデータサイエンス、システム企画です。新卒採用時にこれらのスキルをマストで求めているわけではありませんが学生時代に学んでいたり、実践知があると当社に関わらずSociety5.0 と言われるこれからの社会において強力な武器になると思います。

貴社の魅力ベスト3

1.「相互信頼」という理念を基盤に人間関係がアットホームなところだと思います。私が再入社した際も暖かく迎えてくれたことは今でも感謝しています。また様々なプロジェクトを遂行する中で、人事部以外の部門の方に協力を仰ぐことも多いのですが、皆さんとても協力的で社員一人ひとりの寛容さとチームワークの良さを感じています。

2.年齢、入社歴、新卒、中途入社に関係なく、手を挙げ、良い提案をすれば積極的に採用してくれる点だと思います。実際、私自身は再入社後のブランクや社歴を意識することなく様々なことにチャレンジしてきましたし、提案をさせていただく機会もたくさんいただきました。自身の成長をとても実感できています。

3.「働き方」という点において、非常に充実した制度が整っていると思います。私自身、10歳の娘を育てていますが、仕事、育児、家事の両立で悩んだことやストレスを感じたことは特にありません。「女性共感企業」であるだけに、女性のみならず全ての社員が仕事とプライベートの両方を充実できる様々な制度、支援体制が整っていると感じています。

学生へのメッセージ

プランド・ハプンスタンス理論というものがあるのですが、キャリア人生って計画した通りにはなりません。キャリアの80%は偶然の出来事が重なって起きているという考えです。私自身、結婚を機にシンガポールに移住したことや、再びワコールに戻ってくることは想定していませんでしたが、すべての出来事は偶然によって繋がっています。自分にとって良き80%の偶然を起こすためには、日々の自己研鑽や人的ネットワークを広げておくといった、些細だけど前向きな行動の継続が10年、20年後の自分の選択肢を広げてくれるということです。コロナ禍で就職活動における制限が多く、辛いこともあるかもしれませんが、将来を見据えた時に自分がワクワクすること、自分の強みを活かせることは何なのかと自身に問いかけることから始めてみてはいかがでしょうか。その上で自身のパーパス(大いなる目的、存在意義)が見つかるとよいですね。

余談 | オススメの本・マンガ・映画
オススメの映画:
「僕のワンダフル・ジャーニー」
ゲイル・マンキューソ監督
単純に犬が大好き!という理由も大きいですが、、、主人公の犬が犬生における大いなる目的を果たすために何度も生まれ変わる話です。自分のパーパス(存在意義・生きる意味)にたいして前向きで、純粋な姿に胸をうたれます。ライフパーパスの意味を理解するうえで凄く良い映画だと思いますのでオススメです。
この人の話が聞きたい

タグ タグはまだありません の記事